電子・磁性・光学材料

強磁性体の鉄を、キュリー温度(約770℃)より高い温度に加熱すると、磁性はどうなるか。

  1. A反磁性になる
  2. B反強磁性になる
  3. C常磁性になる
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正解:C. 常磁性になる

強磁性体では、隣り合う原子の磁気モーメントが交換相互作用によって同じ向きにそろい、自発磁化をもっています。温度が上がると熱運動がそろった向きを乱し、キュリー温度を超えると自発磁化が消えて、外部磁界をかけたときだけわずかに磁化する常磁性になります。キュリー温度は鉄で約770℃、ニッケルで約358℃、コバルトで約1120℃です。反強磁性は隣り合うモーメントが反平行にそろう秩序のある状態で、その秩序が消える温度はネール温度といいます。反磁性はすべての物質がもつ弱い性質で、強磁性が消えて現れるものではありません。

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