生体材料

吸収性の縫合糸や骨固定ピンに使われるポリ乳酸(PLA)が、体内で分解される主な反応はどれか。

  1. A紫外線による主鎖の光分解
  2. B主鎖のエステル結合の加水分解
  3. C体温による主鎖の熱分解(解重合)
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正解:B. 主鎖のエステル結合の加水分解

PLA やポリグリコール酸(PGA)などの脂肪族ポリエステルは、体内の水によって主鎖のエステル結合が加水分解され、分子量が下がって最後は乳酸やグリコール酸になります。これらは代謝され、最終的に二酸化炭素と水として体外へ出ます。加水分解は酵素がなくても進み、生じたカルボキシ基の酸が分解をさらに速める自己触媒作用があるため、大きな部品では内部から分解が進むことがあります。紫外線は体内にほとんど届かないので、光分解は体内での分解の仕組みになりません。37℃では熱分解(解重合)はほとんど起こらず、熱分解は200℃前後の成形のときに注意すべき現象です。

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