生体材料

人工関節の固定に使う PMMA(ポリメタクリル酸メチル)の骨セメントについての説明として正しいものはどれか。

  1. A骨とインプラントの両方の表面に化学結合して、エポキシ樹脂のような接着剤として両者を固定する
  2. B約200℃に加熱して溶かした PMMA を注入し、体温まで冷えてガラス状に固まることで固定する
  3. CPMMA の粉末と液体のモノマーを混ぜると、室温で重合が進み、発熱しながら硬化する
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正解:C. PMMA の粉末と液体のモノマーを混ぜると、室温で重合が進み、発熱しながら硬化する

骨セメントは、PMMA の粉末と、液体のメタクリル酸メチル(モノマー)を手術中に練り合わせて使います。重合開始剤から生じるラジカルによって室温で付加重合が進み、10分前後で硬化します。この重合は発熱反応で、硬化の際の温度上昇による周りの組織への熱損傷、残ったモノマー、重合収縮が注意点です。骨セメントは化学的に接着するのではなく、骨の凹凸とインプラントの間を埋めて機械的にかみ合う充填材として、荷重を骨に分散して伝えます。PMMA は熱可塑性樹脂ですが、溶ける温度は体内に入れるには高すぎるので、モノマーの状態で入れて体内で重合させます。

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