熱処理と金属材料

Al-Cu合金(ジュラルミン系)の析出硬化処理の手順として正しいものはどれか。

  1. A溶体化処理 → 急冷 → 時効
  2. B時効 → 溶体化処理 → 徐冷
  3. C急冷 → 溶体化処理 → 焼なまし
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正解:A. 溶体化処理 → 急冷 → 時効

まず固溶限より高い温度に保持してCuを固溶させる溶体化処理を行い、急冷して過飽和固溶体を室温に持ち越します。その後、室温(自然時効)や100〜200℃程度(人工時効)に保持すると、GPゾーン、θ″相、θ′相といった微細で母相と整合・半整合な析出物ができ、転位の運動を妨げて強度が上がります。時効を長く続けすぎると、安定なθ相(Al₂Cu)が粗大化して強度が下がる過時効になります。溶体化のあと徐冷すると、粗大な平衡相が析出して強化に役立たないので、急冷が欠かせません。

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