スプリングバックとは

すぷりんぐばっく

曲げなどの加工後に荷重を除いたとき、弾性回復で形が戻る現象。降伏応力が高くヤング率が低い材料ほど大きい。

「スプリングバック」は、1分野の1問の練習問題に出てきます(材料の加工と接合など)。

この用語の分野: 材料の加工と接合

スプリングバックの練習問題に挑戦

板を曲げ加工して型から外したとき、弾性回復で曲げ角度が戻るスプリングバックが大きくなりやすいのはどれか。板厚と曲げ半径は同じとする。

  1. A降伏応力が低く、ヤング率が高い、軟らかく剛い材料
  2. B降伏応力やヤング率によらず、加工の速度だけで決まる
  3. C降伏応力が高く、ヤング率が低い材料
答えと解説を見る

正解:C. 降伏応力が高く、ヤング率が低い材料

曲げた板の断面には、塑性変形したあとも降伏応力程度の応力が残っていて、荷重を除くとその応力に応じた弾性ひずみ(およそ σ/E)の分だけ戻ります。したがって、降伏応力が高いほど、またヤング率が低いほどスプリングバックが大きくなります。同じヤング率で強度の高い高張力鋼板や、ヤング率が鋼の約3分の1のアルミニウム合金板は、スプリングバックが大きく、形状を合わせるのが難しくなります。軟らかく剛い材料とする選択肢は逆で、加工の速度だけで決まるとする選択肢も誤りです。対策として、戻る分だけ余分に曲げる、型で強く押し付けて曲げ部を塑性変形させる、などの方法があります。

解説の中の「スプリングバック」

「スプリングバック」が出てくる問題(1問)

  1. 板を曲げ加工して型から外したとき、弾性回復で曲げ角度が戻るスプリングバックが大きくなりやすいのはどれか。板厚と曲げ半径は同じとする。

関連する用語

回復 ヤング率 インベストメント鋳造 鋭敏化 押出し 炭素当量 熱間静水圧プレス 引け巣 溶接熱影響部

用語集の一覧へ