| 誤り 数と単位の間の空白 | 10MPa、25µm、2h、5wt% → 10 MPa、25 µm、2 h、5 wt% | SI 文書と NIST SP 811 では、数と単位記号の間に空白を1つ入れます。数と単位を形容詞として使うとき(a 25 kg sphere)も同じです。 数と単位の間に空白を入れます。 |
| 書き方の決まり 数と °C の間の空白 | 500°C → 500 °C | SI 文書と NIST SP 811 は 500 °C と空白を入れます。空白を入れない書き方(500°C)の雑誌もあるので、投稿先に合わせます。平面角(30°)には空白を入れません。 500 °C のように空白を入れます(投稿先が空白なしなら、そちらにそろえます)。 |
| 誤り ℃・° C・oC・°K の誤り | 500 ° C、500oC、500℃、300 °K → 500 °C、300 K | °C は度の記号(°)と C の2文字で、間に空白を入れません。小文字の o や º(序数の記号)は度の記号ではありません。1文字の ℃ は東アジアの文字との互換用の文字です。ケルビンには ° を付けません(1968年から)。 °C(° + C)か K に直します。 |
| 書き方の決まり % の前の空白の混在 | 5%, 10 %, 20% → 5%, 10%, 20% | SI 文書・ISO 80000 は 5 % と空白を入れ、英語のスタイルガイドや多くの雑誌は 5% と空白なしです。どちらでもよいのですが、1つの文書の中では混ぜません。この規則は、両方の書き方があるときだけ、少ない方を示します。 多い方の書き方にそろえます(投稿規定を確かめます)。 |
| 書き方の決まり wt% と wt.% の混在 | 4 wt% Cu and 0.5 wt.% Mg → 4 wt% Cu and 0.5 wt% Mg | wt%・wt.%・wt %(at%・vol% も同じ)は雑誌によって書き方が違います。混ざっているときだけ、少ない方を示します。 どれか1つにそろえます。 |
| 誤り 単位記号の大文字・小文字 | 200 Mpa、5 KJ、300 Hv → 200 MPa、5 kJ、300 HV | 単位記号の大文字・小文字には意味があります。k(キロ)は小文字、M(メガ)・G(ギガ)は大文字で、Pa・Hz・eV は決まった形です。Mpa・KJ・Kg・Khz は誤りです。硬さの記号 HV・HRC も大文字です。 正しい記号(MPa、kJ、kg、kHz、eV、HV)に直します。 |
| 誤り hr・sec・mins の略し方 | 2 hrs、30 sec、10 mins → 2 h、30 s、10 min | hr・hrs・sec・secs・mins は単位記号ではありません(NIST SP 811)。時間の記号は h・min・s で、複数でも s を付けません。 h、min、s に直します。 |
| 誤り µm を um と書く | 25 um → 25 µm | マイクロの記号はギリシャ文字の µ です。u での代用は単位記号になりません。 µm に直します。 |
| 誤り 上付きの書き忘れ(m2・s-1・m^2) | 10 m2/g、1 × 10⁻³ s-1、m^3 → 10 m²/g、1 × 10⁻³ s⁻¹、m³ | 面積・体積の m²・m³、負のべき s⁻¹ などは上付きで書きます。m2 や s-1 のままでは、別の記号や引き算に読めます。^ を使う書き方は本文では使いません。MPa·m1/2 の 1/2 も上付きです。 上付きに直します(ワープロの上付きでもかまいません)。 |
| 誤り 化学式の下付きの書き忘れ | Fe3C、Al2O3、Mg2Si → Fe₃C、Al₂O₃、Mg₂Si | 化学式の数(Fe₃C の 3、Al₂O₃ の 2 と 3)は下付きで書きます。この規則は、酸化物・炭化物・窒化物などの形と、材料でよく出る化合物(Fe3C・Mg2Si・Al2Cu・Ni3Al など)だけを調べ、合金や鋼種の名前(Ti6Al4V、S45C、SKH51、SUP9、CF8 など)と、下付きの 1 を含む形(HC1 など試料の名前)は調べません。 下付きに直します。 |
| 誤り ×10ⁿ の書き方 | 2.5x10-3、1.2E-14 → 2.5 × 10⁻³、1.2 × 10⁻¹⁴ | 10 のべきは × と上付きの指数で書きます(2.5 × 10⁻³)。文字の x、10-3、10^-3、2.5E-3 のような書き方は本文では使いません。 × と上付きに直します。 |
| 誤り 範囲を 〜 で書く | 10~20 °C → 10–20 °C | 「〜」(波ダッシュ・チルダ)は英文の範囲の記号ではありません。英文では en dash(10–20)か to を使います。~5 nm(約 5 nm)の ~ は別の意味です。 10–20 か 10 to 20 に直します。 |
| 誤り between・from と – を一緒に使う | between 10–20 °C → between 10 °C and 20 °C | between は and と、from は to と組みます。between 10–20 °C や from 10–20 °C は組み合わせの誤りです。from は範囲のあとに単位・°C・% があるときだけ調べます(from 3–5 specimens「3〜5 個の試料から」は正しい)。 between 10 °C and 20 °C、from 10 °C to 20 °C にします。 |
| 誤り 不可算名詞の複数形 | datas、informations、researches → data、information、research | data・information・research・equipment・evidence・advice・knowledge・software・feedback・literature は s を付けません(data はそれ自体が複数形)。researches は動詞(she researches)なら正しい使い方です。 s を取ります。数えるときは pieces of information、studies、software packages などにします。 |
| 誤り is consisted of | is consisted of → consists of | consist of(〜からなる)は能動態だけで使う動詞です。受動態にしたいときは is composed of を使います。 consists of / consisted of か、is composed of に直します。 |
| 誤り discuss about など | discuss about the results → discuss the results | discuss・mention・explain・consider は他動詞で、目的語を直接とります。about は入れません(talk about は正しい)。about のあとに数が続く「約〜」は調べません。 about を取ります。 |
| 誤り the reason is because | The reason is because … → The reason is that … | reason と because の意味が重なります。論文では the reason is that … とします。 the reason is that … にします。 |
| 目安 according to the results | According to the results, … → The results show that … | according to は「(人や資料)によれば」の意味で、自分の結果を述べるには不自然です。 The results show (indicate) that … と書き換えます。 |
| 誤り as following | as following → as follows | 「次のとおり」は as follows で、主語が複数でも形は変わりません。 as follows に直します。 |
| 書き方の決まり 数字で始まる文 | 5 specimens were tested. → Five specimens were tested. | 英語のほとんどのスタイルガイドは、文を数字で始めないよう求めます。Fig. 3 や et al. のあとの数、見出しや番号付きの行は調べません。 数を語で書くか(Three specimens …)、文を組み替えます。 |
| 誤り e.g. / i.e. のつづり | eg, Cr、e.g Cr、ie, Cr → e.g., Cr、i.e., Cr | e.g.(例えば)と i.e.(すなわち)はラテン語の略で、それぞれの文字のあとにピリオドを付けます。ピリオドのない eg・ie は小文字のときだけ調べます(Eg はバンドギャップ、EG はエチレングリコールなどの記号)。 e.g. / i.e. に直します。 |
| 書き方の決まり e.g. / i.e. のあとのコンマ | (e.g. Cr and Mo) → (e.g., Cr and Mo) | アメリカ英語の多くのスタイル(Chicago Manual of Style など)は e.g., i.e., とあとにコンマを付けます。イギリス英語では付けないことが多いので、投稿先に合わせてそろえます。 コンマを付けます(イギリス式にするなら、付けずにそろえます)。 |
| 誤り et al. の書き方 | et. al、et al → et al. | et al. は et alii の略で、al のあとにだけピリオドを付けます。 et al. に直します。 |
| 誤り Fig. と番号の間の空白 | Fig.3、Eq.(2)、Table1 → Fig. 3、Eq. (2)、Table 1 | Fig. 3、Eq. (2)、Table 1 のように、略語・語と番号の間に空白を入れます。 空白を入れます。 |
| 誤り 番号の付いた図・表・式の the | as shown in the Fig. 3 → as shown in Fig. 3 | Fig. 3、Table 1、Eq. (2) は名前のように使うので、the を付けません。the Fig. 3 data のように、the があとの名詞に掛かるときは正しいので調べません。 the を取ります。 |
| 目安 the の抜けやすい所 | showed same tendency、showed highest hardness → showed the same tendency、showed the highest hardness | same は the same の形で使い、名詞の前の最上級(the highest hardness)、the following + 名詞、the rest of、on the other hand、in the present study にも the が要ります。補語の最上級(was highest at)や副詞の最上級(performed best、best describes、can best be)は調べません。前後の語で判断する目安なので、当たっても誤りとは限りません。 前に the(または this、its など)が要るか確かめます。 |
| 誤り 略語の前の a / an | a SEM image、an TEM image → an SEM image、a TEM image | a と an は、つづりではなく読みの音で決めます。SEM(エス)、XRD(エックス)、EBSD(イー)、MD(エム)は母音で始まるので an、TEM(ティー)、DSC(ディー)、UV(ユー)は子音なので a です。1文字ずつ読む略語だけを調べます(SIMS や STEM のように語として読む略語は調べません)。 a / an を直します。 |
| 誤り 同じ語の重なり | the the specimens → the specimens | the the、of of のような重なりは、書き直したときの消し忘れです(that that や had had、in in situ は正しいことがあるので調べません)。 1つにします。 |
| 誤り コンマ・ピリオドの前の空白 | the specimens , and → the specimens, and | 英文ではコンマ・ピリオド・セミコロンの前に空白を入れず、あとに入れます。 前の空白を取ります。 |
| 誤り 全角の文字 | 10 MPa、 → 10 MPa, | 英文に全角の英数字・記号・空白や「、」「。」が混ざると、投稿システムで文字化けしたり、検索できなくなったりします。 半角に直します。 |
| 目安 日本語の文字 | annealed at 500 °C で → annealed at 500 °C | 英文に日本語の文字が残っています。機械翻訳の訳し残しや、貼り付けのときに入った文字かもしれません。 英語に直すか消します。 |
| 目安 短縮形 | doesn't → does not | 論文では don't、it's などの短縮形を使わず、do not、it is と書きます(メールや発表ではかまいません)。it's(it is)と its(その)の取り違えにも気をつけます。 短縮しない形にします。 |